バンダイ 1/144 ミレニアム・ファルコン レビュー

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の批評を書いている時にどうしてもスター・ウォーズのプラモデルを作りたくなって小さい方のミレニアム・ファルコンを買ってしまいました―本当は大きい方が欲しいんですけどね。

乗組員がたくさんついているとのことで、最初はフォースの覚醒の方を購入しようとしたのですが、ランド・カルリジアンVer.もすでに出ていることもあり、市場から消えていまして、ヤフオクでのタイミングも逃し続け、どうしたものかと思っていたのですが、最後のジェダイの方にもハン・ソロがおまけでついていると知り、バンダイ無印(最後のジェダイ版)ミレニアム・ファルコンを手に入れることに決めました。

箱に高さがあります。タミヤのエンジン付きのカーモデルのデカ箱の方と比べても容量はこちらの方が勝っています。

ボリューミーです。

プロップ(映画撮影用模型)研究家であるプロモデラーの高橋清二さんによると最初の『スター・ウォーズ』のミレニアム・ファルコンのディティールの殆どは日本のプラモデルからの流用とのことで、わからないのは二か所くらいだそうです。

極めて蛇足ですが、こういった話を聞くと学生の時に『帝都物語』のミニチュアセットの電信柱をひたすら作っていたのを思い出します。バイト代は結構よかったのですが、退屈なバイトだったなあと当時は傲慢にも思っておりました。

スライド金型による一発抜きです。すごいディティールです。しかし、1/72のファルコンにはある擦り傷やダメージ痕はありません。素組で組んだら綺麗なミレニアム・ファルコンに仕上がるということです。

一段下がった場所につながるパイプですが、強度のために板になっています。削って丸くするか、真鍮線に変えたいと思います。

フォースの覚醒と最後のジェダイのファルコン本体の違いは向かって右側(上手)のくちばしの外側のサイドのディティールの違いだけのようです。パーツで言うとE2の28と35それに付属するパイプ類。

そもそもレイは休む暇なくルークに会いに行ったと思うんですが…。そんなところ直す時間あったのかな???昨今の撮影はプロップを使わずにCGによる合成なのでディティールなんか、簡単に変えられちゃうんだけど…。

1/144フィギュアはレイとチューバッカの座りポーズのみとなってしまいましたが、おまけでハンとフィンも付いています。やはりハン・ソロがいないファルコンなんか考えられないですからね。それにしても上の部分が空いています。それなら立ちポーズもそのままにしてくれたらよかったのに~。あれっ!立ちポーズが一人います。誰だ、お前!!

それはさておき、このランナーにはバンダイの極めて高い技術が詰まっています。細かいパーツは金型からプラの液体がはみ出ることがあり、薄いせんべいのようなパーティングラインがパーツの回りにくついていることがある、いわゆるバリになる(フジミの1/700艦船模型のパーツにはいまだにある)のですが、そのようなものは見当たりません。それにバンダイのお家芸と思われる一つのランナーに異種(色や種類の違う)プラスチックをまとめ上げる技術はガンプラでは当たり前ですが、他のメーカーでは見られない技術です。これがフィギュアを超えたプラモデルFigure-riseLABOのふーみんを作り上げたのです。

 

ベースは前作の砂漠からルークが住むオク=トーの島のイメージとなっています。不満があるとすればここかな?1/144とはいえもう少し岩のディティールをはっきりさせてもらいたかったと思います。

デカールは前作同様シールも付いています。ただ、1/72のように塗装の剥げなど表現されていませんので、できればそれもやっていこうと思っています。

ルークが住むオク=トーのロケ地って世界遺産だったの知っていました?アイルランドの南西に浮かぶスケリッグ・マイケル島という無人島だそうです。なんでも7世紀にケルト人が建てた修道院(ルークが住居にしていた石造りの建物)があるそうです。

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