長い間、運動不足解消と病気の治療のために有酸素運動である朝のジョギングをしてきたのだが、とにかく朝早くに起きても走る気がせず、走っても家の近所である見慣れた風景に飽きてしまっていたので、一週間に一度長い距離を歩き始めた。そんな時、テレビで今年(2016年)は四国八十八ヶ所巡礼の特別な年(かの昔、衛門三郎という豪農が何度八十八ヶ所の寺を巡っても弘法大師に会えなかったので、逆に巡ってみたところ会えたのが、832年のうるう年、尚且つ六十年に一度の丙申年だったことからうるう年に逆に巡るとご利益三倍といわれている)と放送していたので、私自身全く信心深い人間ではないのだが、これは面白いと思い御府内の八十八ヶ所のお寺を巡ってみることにした。
とは言え、順番通りに回るのは何とも非効率的で(本場四国と違って御府内のお寺は番号順でないお寺が一か所に固まっている地域が結構あったりする)、一つ一つ順番に回っている時間がないような気がしたので、最初と最後だけは順番通りに回る、すなわち最初は第八十八番所のお寺、最後は第一番所のお寺で締めくくることにした。ただ最初に記述した通り、あくまでも最大の目的は歩くことにあるのだから自分の歩ける範囲をできるだけ歩くことにした。
今回のブログは当時書いた感想文を実名を省いた形でできるだけそのまま載せることにしました。そのため、お寺に関する情報や歴史はほとんど上げていないので、他の方のブログを参考にしてください。お勧めは『古今御朱印研究室』と『猫の足あと』さんのブログです。私も参考にさせていただきました。尚、書かれていることに関してはあくまでも個人の感想ですのでそのことを御容赦願います。